アメリカンフットボールの社会人Xリーグで5月に開催される西日本社会人アメリカンフットボール選手権大会の「グリーン ボウル(Green Bowl)」
西日本一の優勝を目指して社会人のアメフトチーム同士で決戦が繰り広げられる。
この大会は、主に以下の2つのトーナメント「グリーンボウル」「グリーンボウルチャレンジ」と順位決定戦によって構成されている。
XリーグのWEST(西)ディビジョンに所属するトップ4チームが参加するトーナメントである。このトーナメントで優勝すると、春の社会人アメフトの西日本一の称号を手にすることができる。
グリーンボウルチャレンジ】快挙達成!J-STARSが後半に3TDの猛攻でグリーンボウルチャレンジ初制覇
【パスターゲットを見つけてボールを投げるTRIAXIS-J-STARS QB馬庭功平 ©X LEAGUE】
グリーンボウルチャレンジ決勝が18日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われ、東海地区の雄・名古屋サイクロンズとX2から昇格してX1 Area初挑戦のTRIAXIS J‐STARSが対戦した。
試合は第2クオーターにフィールドゴールで先制したJ-STARSが後半に3タッチダウン、1フィールドゴールで追加得点をあげ、26対0の完封でグリーンボウルチャレンジ初優勝を飾った(編注:富士ゼロックス時代に2度準優勝)。
【先制のフィールドゴールを決めるJ-STARS K兼HC堀覚斗 ©X LEAGUE】
第1クオーターは両チームとも決め手に欠き、得点圏内に進めない展開の試合だったが、第2クオーターの2分24秒にJ-STARSのディフェンスバック(DB)味谷一樹がインターセプトで攻撃権を奪取。このターンオーバーで得たチャンスを、監督兼任のキッカー(K)堀覚斗の29ヤードフィールドゴールにつなげて先制点をあげた。前半は両チーム通じてこの得点のみでハーフタイムを迎える。
【名古屋サイクロンズ先発QB橋本拓磨 ©X LEAGUE】
そして、後半に試合が大きく動く。まず第3クオーター開始早々のキックオフをJ-STARSのリターナー芦田龍居が75ヤードのビッグリターンで敵陣14ヤードから攻撃を開始。このチャンスを生かし、クオーターバック(QB)馬庭功平からランニングバック(RB)多田岳太郎への4ヤードタッチダウンパスが決まり、10‐0と点差を広げる。
【チームトップの99ヤードラッシュ、1TDランを記録したJ-STARS RB斎藤陸(中央) ©X LEAGUE】
さらに第4クオーターには堀が21ヤードフィールドゴールを蹴り込み13‐0とする。その後も、追いすがる名古屋の攻撃をDB大野温生のインターセプトで断ち切り、QB前田佳孝が12ヤードのタッチダウンパスをワイドレシーバー(WR)中野晴稀にヒットさせて20‐0とリードを拡大。最後は試合時間の残り1分18秒にはRB斎藤陸が48ヤードを走り切り、ダメ押しのTDを奪って勝利を確実なものとした。
アメリカンフットボールの社会人Xリーグで5月に開催される西日本社会人アメリカンフットボール選手権大会の「グリーン ボウル(Green Bowl)」
西日本一の優勝を目指して社会人のアメフトチーム同士で決戦が繰り広げられる。
この大会は、主に以下の2つのトーナメント「グリーンボウル」「グリーンボウルチャレンジ」と順位決定戦によって構成されている。
XリーグのWEST(西)ディビジョンに所属するトップ4チームが参加するトーナメントである。このトーナメントで優勝すると、春の社会人アメフトの西日本一の称号を手にすることができる。
【グリーンボウルチャレンジ】X1 Area初昇格のJ-STARSが古豪アズワンを破ってGBC決勝進出
今季からX1 Areaに昇格したJ-STARSはプレーイングマネージャーのキッカー(K)堀覚斗が38ヤードのフィールドゴールを成功させて、幸先よく先制した。さらに第2クオーターにクオーターバック(QB)馬庭功平からワイドレシーバー(WR)千賀瞭への14ヤードタッチダウンパスで10‐0とアズワンをリードする。
攻守ともに連携が上手くとれていないアズワンは第4クオーターにQBを滝藤雅貴から渡邊貴信に交代させて攻撃の流れを変えていく。そして、9分50秒にWR木下敬士への5ヤードタッチダウンパスで3点差にまで詰め寄る。さらに試合終了間際には同点を狙うフィールドゴールにトライするが、ボールは無常にもポストに届かず。10‐7でJ-STARSがうれしい初勝利をあげた。
勝ったJ-STARSは18日(土)にMKタクシーフィールドエキスポで1回戦を不戦勝で勝ち上がった名古屋サイクロンズとグリーンボウルチャレンジ優勝を懸けて激突する。